私たちは、起きている間も夢を見ているのかもしれない。
そう聞いて、どう思いますか?
私も以前は、自分は目覚めているんだ、と思っていました。いえ、もちろん身体は目覚めているのだけれど、実は自分の内側には「夢のような何か」が広がっているんだな、と最近思うようになりました。
この内側にある「夢のような何か」は私にとってはすごくリアルなもので、ワクワク、うきうきする感覚や、逆にモヤモヤ、ざわざわする感覚など、様々な感情や身体感覚と共に存在しています。私たちは、そこから世界を感じていたり、その「夢のような何か」のために行動したり(しなかったり)しています。プロセスワークでは、この「夢のような何か」のことを「ドリーミング」と呼んでいます。
私はプロセスワークを知り、日常の中で体験して、この「ドリーミング」からたくさんのヒントを得てきました。プロセスワークでは、様々なチャンネルから「ドリーミング」を探求するきっかけを受け取ります。あるときは、身体感覚から。あるときは、目に入ってきたもの、聞こえてきた音、外界で起きてる出来事から…。不思議なことに夢からヒントをもらったのに、まるで目覚めたような感覚があり、現実の世界でも様々なことが大きく変わっていく体験を何度もしています。
この夏にも、面白いことが起きました。
ある早朝、私は車を運転していて突然お腹が痛くなりました。腹痛という現実の痛みを感じながら、その痛みの奥にある「ドリーミング」に、その時つながれたのです。
私は長年、ある人との関係に問題を抱えていました。その痛みは「あなたは自分に痛みをを放置して相手を許し続けているよ」と教えてくれました。私の中の「相手を許す自分でいたい」というドリーミングに気づいたと同時に、「私は自分を随分とないがしろにしている」現実にハッとしました。
さて、その後どうなったかというと、びっくりすることが起きました。
その日、すぐに長年反故にされていたこと、貸したお金を返してくれるよう相手に伝えました。「あなたにも事情があるかもしれないが、これ以上、あなたを許し続けると、自分を大切にできない。私が削れていってしまう。だから、誰かの助けを借りてでも、約束を守って返してください。」
すると、翌日にすぐ連絡がきて、2日後には全額返済されたのです。もう10年以上守られなかった約束だったのに、です。
これって偶然に見えるかもしれません。でも私にとっての経験は、自分のドリーミングにつながったとき、確実に私の中の何かが変わったこと。リアリティが符号する感じ。自分がどこにいて何をしていたのかが、はっきりと見えるようになった感覚がありました。そして私が相手に語る言葉も大きく変わったのです。無自覚なドリーミングと自分の言葉がちぐはぐな感じがなくなって、自分のリアルな言葉を語れるようになった。。。
ドリーミングにつながることは、まるで一時的に魚になって深い海まで潜るような感じかもしれません。ドリーミングに飛び込んで、自分の身体全体で海水や海流を感じながら、何かがそこにあるんじゃないか、と泳ぎ続ける。海の底で智慧を見つけて陸に戻ったら、世界の見え方も自分の感覚も変わっていた、、そんな感じです。
このようなことを何度も体験すると、例えば思いがけない何かが起きたときでも「今度はここに何があるのだろう?」と思えることが増えてきます。頭でわかったつもりの思考の堂々巡りから離れて、ドリーミングの広く深い海に飛び込んでみる。すると、自分の中にある智慧やエネルギーや、パワーとつながって、思ってもいないことが起きる。まさに、「ドリーミングと戯れる」面白さを感じられるようになります。
人生にはいろんなことが起きますが、それは何かの気づきへのお誘いかもしれません。もちろん、そんなお誘いにも気づかず、何かが起きるとあたふたすることも多いです。それでも、自分にとって未知なるものがこの世界には広がっていて、いつでもドリーミングをとおしてそれを知る機会があるのだ、ということを忘れないでいたい。複雑だけど美しい世界の、自分の豊かさを、もっともっと知りたいと思うのです。
さて、私をそんな面白さへと誘ってくれたのが、私のプロセスワークの先生であり大切な友人でもあるDayaです。Dayaは日常の中のあらゆることから、プロセスワークの智慧につながることを教えてくれました。
これまで、ワールドワーク合宿やファシリテータートレーニング、札幌で開催した講座や合宿、オンライン講座に参加して、まさに今、目の前にいる人に起きていることからドリーミングへの入口に連れていき、気づきを手に入れる瞬間を繰り返し目撃し、体験してきました。
Dayaはふとした瞬間に、私が気づいていないドリーミングへの入口を見つけて問いかけます。私の言葉やしぐさの中、世界で起きたことの中にある糸口を「ほら、ここにあるよ」と気づかせてくれます。そんな時のDayaの声はちっとも深刻ではなくて、まるで楽しい冒険に誘うように軽やか。そして気がつくと、ドリーミングの海の中を自分で泳いでいるのです。
Dayaのワークでは、自分のパワーを発見したり、新たな気づきに驚いたり、誰か他の参加者の発見に胸を打たれたり、、とにかく自分たちの豊かさと出会って勇気づけられます。Dayaは先生であり、ガイドであり、ダイビング・インストラクターであり、それら全ての遊び仲間のような存在。プロセスワークは学ぶものではなく体験・体感するものなんだよ、と教えてくれます。
今回、Dayaと企画した2日間のオンライン講座では、「ドリーミング」につながる面白さ、楽しさを様々なアプローチで体験し、体感してもらう場になります。「ドリーミング」と戯れる旅のガイドはDaya。きっとあなた自身の内側の未知の可能性と出会い、思いがけない智慧を持ち帰ることができるでしょう。
このテーマでの講座はDaya講座では”初”だそうです。一人でも多くの人に、この面白さ、豊かさを体験してほしい!
ぜひ一緒に未知の扉を開いて遊びましょう💕
講座の詳細は、コチラから。