プロセスワークとは?
プロセス指向心理学 アーノルド・ミンデル ディープ・デモクラシー
問題の中にさえも必要な答えがある
「心理学」というと「気持ち」を「言葉で」話すイメージが一般的ですが、「プロセス指向心理学(プロセスワーク)」では感覚や動き、イメージなども大切な情報源としています。
普段意識していない感覚や、周りに起きていることも、すべて自分と関係のある「過程(プロセス)」と捉えていく、ユニークなアプローチです。”一見望んでいない出来事や問題の中にさえも必要な答えがある”と考えるこの心理学の特徴は、幅広い場面に応用できます。個人の心理に留まらず、コミュニティの構築や社会問題というグループや関係性を対象にしています。西洋でユング心理学から発展してきましたが創設者のアーノルド・ミンデルは物理学(量子力学)の出身です。また東洋的な思想であるタオイズム、シャーマニズム、先住民の智慧、禅などの世界観の影響を受けています。
非言語や動きを大切にするこのプロセスワークは、レクチャーと体感を通じて学んでいただくことをおすすめします。ディープ・デモクラシー(深層民主主義)
「ディープ・デモクラシーの哲学は、すべての人、部分、感情が必要とされていると主張する。ディープ・デモクラシーは、現在の民主主義的な形式を尊重するあ、そこに一瞬一瞬の相互作用における感情や雰囲気に内する気づきが必要であると付け加える。ディープ・デモクラシーは、微細な言葉にされていない(ノンバーバルな)経験に気づきがもたらされ、大切にされたあとに、直線的かつ組織的な形式、権利、公平な手続きを採用する。」(アーノルド・ミンデル『ディープデモクラシー<葛藤解決>への実践的ステップ』第一章より)
参考図書
おすすめ本の紹介
『日常のなかのワールドワーク』
葛藤にみる希望と勇気本家本元、アーノルド・ミンデルの本もたくさんありますが、絶版になっていたり、少し難しかったりします。
もし、もう少し自分の日常にひきよせて理解したいのであれば、Dayaの本をお薦めします。
Dayaが自らの体験をシェアすることで、プロセスワークやワールドワークをわかりやすく解説する本を書いてくれました。プロセスワークの基本的概念やインナーワークがイラストとともに載っていて、とても学びやすい1冊です。
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